1)CPU交換
用意したもの
- PentiumDualCore E5300 ・熱伝導性グリス
- T15トルクスドライバー(なければ、マイナスドライバー)
- USBメモリ
- 最新BIOS
- Lights-Out100ファームウェア
最新BIOSとLights-Out100ファームウェアは、hpの製品サイトからUSBキー用のものをダウンロードしました。
システムROMPaqファームウェア アップグレード for HP ProLiant ML110 G5サーバ(USBキー メディア用)
ファームウェア アップグレード for HP ProLiant ML115 G5/ML150 G5/ML110 G5/DL180 G5/DL120 G5 Lights-Out 100リモート マネジメント(USBキー メディア用)
まず、最初にE5300を認識出来るようにBIOSを最新に上げます。ダウンロードしてきたEXEファイルを実行後、ブラウザでメニューが開くので、フォーマットしても良いUSBメモリをさして、『Create a bootable ROMPaq USB Key』をクリック。作業PCがWinodws7だったので、この作業はWinodwsXPモードで行いました。
F10のBIOS画面で、USBメモリからシステムが起動できるように設定を変更し、USBから起動すると、自動的にBIOSアップデートが動くので完了するまで待ちます。
次にCPUを交換します。 CPUクーラーをはずすときはトルクスドライバーを使い、PentiumDCに熱伝導性グリスを米粒くらい塗って、クーラーを元通りに再装着して完了。BIOSにて、正しくCPUが認識されているか確認します。
ここで問題発生。CPUは認識できたもののケースファンが最高速のままに。ML110は起動時にホコリを飛ばすため、ケースファンが一時的に最大になる仕様ですが、いつまでも回転数が最大のままに・・・。
2)ファン暴走の解決方法
どうやら、hpのサーバーにはハードウェア管理のためのLights-Out100というものがあるらしく、BIOSアップデートが引き金となって、これがファンを暴走させている原因のようです。
Lights-Out100のファームウェアを上書きしてあげれば直るようなので、こちらもアップデート。やり方はBIOSアップデートと同じです。
無事、ファンの暴走も収まり、作業完了です。
<参考>
HP ML110 G5 BIOSアップデート
http://kouji252001.blogspot.com/2008/09/hp-ml110-g5-bios.html
HP ProLiant ML110 G5のシステムBIOSとLights-Out 100ファームウェア上げたらファンが回りっぱになったら
http://jfut.integ.jp/2008/10/05/hp-proliant-ml110-g5-firmware-update/