2010年2月11日木曜日

ML110 G5 CPU交換後のファン暴走 解決方法

ML110 G5のCPUをCeleron420(シングルコア、1.6GHz)→PentiumDualCore E5300(デュアルコア、2.6GHz)へ交換したので、その作業メモ。CPU交換後にファンの回転数が最大となる現象が発生したので、その解決方法についても解説します。

1)CPU交換

用意したもの
  • PentiumDualCore E5300  ・熱伝導性グリス
  • T15トルクスドライバー(なければ、マイナスドライバー)
  • USBメモリ
  • 最新BIOS
  • Lights-Out100ファームウェア

最新BIOSとLights-Out100ファームウェアは、hpの製品サイトからUSBキー用のものをダウンロードしました。 

システムROMPaqファームウェア アップグレード for HP ProLiant ML110 G5サーバ(USBキー メディア用)

ファームウェア アップグレード for HP ProLiant ML115 G5/ML150 G5/ML110 G5/DL180 G5/DL120 G5 Lights-Out 100リモート マネジメント(USBキー メディア用) 


まず、最初にE5300を認識出来るようにBIOSを最新に上げます。ダウンロードしてきたEXEファイルを実行後、ブラウザでメニューが開くので、フォーマットしても良いUSBメモリをさして、『Create a bootable ROMPaq USB Key』をクリック。作業PCがWinodws7だったので、この作業はWinodwsXPモードで行いました。

F10のBIOS画面で、USBメモリからシステムが起動できるように設定を変更し、USBから起動すると、自動的にBIOSアップデートが動くので完了するまで待ちます。

次にCPUを交換します。 CPUクーラーをはずすときはトルクスドライバーを使い、PentiumDCに熱伝導性グリスを米粒くらい塗って、クーラーを元通りに再装着して完了。BIOSにて、正しくCPUが認識されているか確認します。

ここで問題発生。CPUは認識できたもののケースファンが最高速のままに。ML110は起動時にホコリを飛ばすため、ケースファンが一時的に最大になる仕様ですが、いつまでも回転数が最大のままに・・・。

2)ファン暴走の解決方法

どうやら、hpのサーバーにはハードウェア管理のためのLights-Out100というものがあるらしく、BIOSアップデートが引き金となって、これがファンを暴走させている原因のようです。

Lights-Out100のファームウェアを上書きしてあげれば直るようなので、こちらもアップデート。やり方はBIOSアップデートと同じです。

無事、ファンの暴走も収まり、作業完了です。

<参考>
HP ML110 G5 BIOSアップデート
http://kouji252001.blogspot.com/2008/09/hp-ml110-g5-bios.html
HP ProLiant ML110 G5のシステムBIOSとLights-Out 100ファームウェア上げたらファンが回りっぱになったら
http://jfut.integ.jp/2008/10/05/hp-proliant-ml110-g5-firmware-update/